WEB制作を依頼する際、全てをお任せする方も多いかもしれませんが、少しでも予備知識を持っておくことが大切です。
なぜなら、知識が全くない状態では、悪徳業者に付け込まれる可能性があるからです。中には、依頼者が初心者だと分かると、手抜きをして高額な料金を請求するような業者もいます。
だからこそ、基本的なWEB制作の用語を理解しておくことをおすすめします。
そうすることで、業者とのやり取りで不当な対応をされるリスクを減らせるだけでなく、知識が浅い営業中心の業者に騙されることも防げるでしょう。
また、専門用語を知っていれば、業者に具体的な質問を投げかけることで、相手の知識や実力を見極めることも可能です。
• HTML
WEBページの構造を定義するマークアップ言語。文章や画像、リンクを記述するために使用される。
• CSS
WEBページのデザインやレイアウトを制御するスタイルシート言語。色やフォント、レイアウトなどを指定できる。
• JavaScript
WEBページに動的な機能を追加するためのプログラミング言語。フォームの検証やインタラクティブな要素の操作に使われる。
• レスポンシブデザイン
デバイスの画面サイズに応じてレイアウトを調整するデザイン手法。モバイルやタブレットなど異なる端末に対応する。
• UI (ユーザーインターフェース)
ユーザーがWEBサイトと対話するための画面要素や操作感。使いやすさや見た目が重要。
• UX (ユーザーエクスペリエンス)
サイト全体を通じてユーザーが感じる体験。満足度や使いやすさを向上させるための設計が求められる。
• ワイヤーフレーム
WEBページの大まかな構造を示す設計図。デザイン前に機能やレイアウトを確認するために使用される。
• プロトタイプ
サイトやアプリの試作品。基本的なデザインや操作性をテストするためのモデル。
• グリッドシステム
ページのレイアウトを均等に整えるための列や行の配置システム。整然としたデザインを作るために使用される。
• フロントエンド
ユーザーが直接触れる部分を指し、HTML、CSS、JavaScriptで構築される。
• バックエンド
サーバー側で動作する部分。データベース操作や認証などのロジックを担当する。
• CMS (コンテンツ管理システム)
コンテンツの作成や管理を容易にするシステム。WordPressが代表的。
• SEO (検索エンジン最適化)
WEBサイトが検索エンジンの結果で上位に表示されるように最適化する手法。
• ランディングページ
広告や検索結果から訪問者が最初に訪れるページ。特定の目的にフォーカスして作られる。
• モバイルファースト
デザインや開発をモバイルデバイスを基準に優先して行う手法。
• アクセシビリティ
誰でも利用できるWEBサイトを目指す設計の概念。障害を持つ人々も含めた多様なユーザーを想定する。
• フラットデザイン
装飾を極力排除したシンプルなデザインスタイル。ユーザーにとって視覚的にわかりやすい。
• パララックス効果
スクロールに応じて背景や要素が異なる速度で動く視覚効果。動的なデザインを演出するために使われる。
• SVG
拡大や縮小しても画質が劣化しないベクター形式の画像。ロゴやアイコンに適している。
• SSL
通信を暗号化し、安全なデータ送信を行うための技術。HTTPSの一部として使われる。
• ドメイン
サイトのURLの一部で、インターネット上の住所を示す。例:example.com。
• DNS
ドメイン名とIPアドレスを対応させ、ユーザーがドメイン名でWEBサイトにアクセスできるようにする仕組み。
• キャッシュ
WEBサイトのデータを一時的に保存し、再訪時にページの表示を高速化する技術。
• フレームワーク
開発を効率化するためのテンプレートやライブラリのセット。例:ReactやVue.js。
• レスポンスタイム
サイトがユーザーのリクエストに応答するまでの時間。速いほどユーザー体験が向上する。
• Alt属性
画像が表示されない場合に代替テキストを表示するためのHTML属性。SEOやアクセシビリティに寄与。
• メタタグ
検索エンジンやブラウザに対してページ情報を提供するHTMLタグ。
• クッキー
ユーザーの情報を一時的に保存し、次回訪問時にデータを引き継ぐための仕組み。
• コンバージョン率
サイト訪問者が目標とするアクションを完了する割合。例えば、購入や問い合わせ。
• セッション
ユーザーがサイトを訪れてから離れるまでの活動を追跡する技術。
• ヘッダー
ページの上部に配置される要素で、サイト全体の共通部分としてよく使用されます。
• フッター
ページの一番下に配置される要素。連絡先や著作権情報などが含まれることが多い。
• ナビゲーションバー
サイト内のページ間を移動するためのリンクをまとめたバー。
• ブレークポイント
レスポンシブデザインで、レイアウトを変更するための画面幅の区切り。
• メディアクエリ
CSSで使用される、画面サイズやデバイスに応じてスタイルを適用するためのルール。
• カラーコード
WEBページで使用する色を表すコード。例:#FFFFFFは白を示す。
• フォントサイズ
テキストの大きさを指定するためのCSSプロパティ。
• ABテスト
異なるデザインやコンテンツを比較し、どちらがより効果的かを検証するテスト。
• オープングラフ
SNSで共有される際に、タイトルや画像などを指定するためのメタデータ。
• リダイレクト
ユーザーを別のページに自動的に移動させる処理。301リダイレクトは恒久的な移動を示す。
• レスポンシブイメージ
画面サイズに応じて適切な解像度の画像を表示する技術。
• デバッグ
コードに含まれるエラーを見つけて修正する作業。
• グーグルアナリティクス
WEBサイトの訪問者数や行動を分析するためのGoogleのツール。
• セキュリティ対策
SSL証明書の導入やセキュリティホールに対する対策は必須です。安全なWEBサイトの構築ができているかどうかも、業者選びのポイントです。